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【2020年12月】 シミ、ソバカス、老人性色素斑などの皮膚色素疾患A to Z
登録日 2020-12-22 10:16:48 閲覧数406
シミ、ソバカス、老人性色素斑などの皮膚色素疾患A to Z


紫外線によって皮膚の色が変わる色素疾患。夏だけではなく四季を通じて格別な注意が必要とされている。漢陽大学病院皮膚科のキム・ジョンウン教授と一緒に細かくチェックしてみよう。





皮膚色素疾患とは


皮膚色素疾患は、ダメージを受けた皮膚を回復・保護しようとする防御機能により、メラニン色素が皮膚に蓄積されることで起こる。シミ、ソバカス、老人性色素斑などがその代表。シミは境界がはっきりせず不規則にできる薄い茶色の斑点。ホルモンの影響で女性にできやすい。ソバカスは直径5~6mm以下の小さな黄褐色斑点。幼少期からできるのが特徴。老人性色素斑は老化が原因で、額や顔、首など皮脂腺が発達した部位の周辺にできる境界のはっきりした茶色または黒い斑点。





皮膚色素疾患の原因


シミの発生原因は、紫外線の影響が最も大きいとされている。妊娠や遺伝的要因、栄養不足、肝機能異常などがシミを悪化させることもある。ソバカスは紫外線の刺激を受けてメラニン細胞が茶色い色素を作り出す現象。日差しの影響で冬は薄くなり、夏は濃くなる。老人性色素斑は老化のほかに家族歴の影響も考えられる。紫外線の影響をたくさん受ける中高年層に多い。


夏は特に気をつけるべき?


紫外線が強まる夏は、皮膚の防御機能がますます高まる。特に、暗い肌ほどメラニン色素が多く、紫外線に当たると色素疾患を引き起こす反応が活発になる。夏に日焼けした肌が紫外線に当たると色素疾患のリスクは一層高まる。





皮膚色素疾患と老化の関係


紫外線でダメージを受けた皮膚は色素沈着のほか、活性酸素種の増加によって光老化現象も起こりやすい。太くて深いシワ、肌荒れ、肌のたるみなどがそれによる症状。


治療方法


皮膚色素疾患は自然には治らず、治療を受けたとしても効果が出るまで時間がかかる。細やかな生活管理と予防が最善策。普段から日焼け止めをしっかりと塗り、皮膚色素疾患の発生部位には美白成分が含まれた局所塗布剤を使用する。色素の発生程度や個々人の特性に応じて内服薬やケミカルピーリング、IPL、色素レーザーなど様々な治療が行われる。老人性色素斑やソバカスに比べてシミは治療が簡単ではなく、肌の色が濃い場合も副作用のおそれがあるため、専門医に相談することをお勧めする。
紫外線が強く汗をかきやすい夏より、秋や冬に治療したほうが比較的管理しやすいが、季節的なことより重要なのは治療後の管理。注意事項をよく守ることが大事。






予防と管理法


- 外出時は帽子、日傘、長袖の服などで紫外線への露出を最小化。
- ビタミンCなどが豊富なキウイ、レモン、パプリカといった果物や野菜を十分に摂る。
- 皮膚科医師に相談して適切な診断と予防治療を受ける。
- SPF 30以上の日焼け止めを使用。人差し指の第一関節くらいの量をよくなじませる。2~3時間ごとに重ね塗りする。