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【2020年11月】知っておきたい膀胱の健康
登録日 2020-11-24 09:28:05 閲覧数492
知っておきたい膀胱の健康


よく使うわりにはあまり関心を持つことのない身体の部位の一つが膀胱です。私たちの身体の骨盤の中にあり、尿を貯蔵して排出する袋である膀胱。その健康状態には、ぜひ関心を持っておきたいものです。





健康な膀胱って?


性別、年齢、食習慣など様々な要因によって異なりますが、一般的に人は一日に4~6回ほど排尿します。正常な尿の色は、薄い黄色か黄金色です。摂取した飲食物などによって違いはあり得ますが、尿のにおいがほとんどないか非常に薄い場合、膀胱は一般的に健康な状態であるとみることができます。





膀胱にできる疾患


膀胱炎は最もよくみられる膀胱疾患です。主に尿路の細菌感染によるもので、尿をするときに痛みがあるのが基本的な症状です。頻尿症状が現れたり、尿に血が混じって出ることもあります。重症の場合には熱が出ることもあります。
過敏性膀胱疾患は膀胱が過剰に敏感になっている状態で、尿が近く、我慢しづらい症状が出たら過敏性膀胱疾患の疑いがあります。一日に尿を8回以上するようになったり、急に尿意を催してトイレに行く前に尿漏れする症状も現れます。





膀胱がん、原因と症状


膀胱の粘膜である尿路上皮に発生する膀胱がんは、よくある病気ではありませんが、他の臓器に転移する恐れがあるので悪性腫瘍に分類されます。初期の膀胱がんである表在性膀胱がんは、診断後約60%が再発を経験する致命的な疾患です。仁済大学海雲台白病院泌尿医学科のキム・ジョンホ教授は、染料工場などで使用する化学物質と喫煙の習慣を、膀胱がんを誘発させる主な原因に挙げています。特に喫煙は、膀胱がんの発生リスクを2~10倍増加させるそうです。キム・ジョンホ教授によると、大部分の膀胱がんの診断は、患者が血尿症状を認知してから泌尿器科を訪れて受ける場合が多いそうです。血尿症状が膀胱がんにそのまま結びつくケースは多くはありませんが、血尿など尿に異常があったり関連する炎症などがある場合、必ず泌尿器科を訪問して検査を受けることをおすすめします。





膀胱疾患を予防するための3つの生活習慣


1. 化学物質、喫煙への露出を控えること
膀胱がんの主な原因とされる化学物質と喫煙を避けることが最も重要です。自分がタバコを吸うことだけでなく、間接喫煙も危険です。業務環境が化学物質にさらされている場合、できれば環境を変える方法を探すのがよいでしょう。


2. 毎日十分な量の水を飲む
一日の十分な水の摂取量は2~2.5リットルです。水を十分に飲んで、身体の中にたまった化学物質が尿によって排出されるようにします。


3. ビタミンAの摂取
ビタミンAは膀胱がんの予防に効果があると知られています。サプリメントを摂取するか、食べ物で摂取します。ビタミンAが多く含まれる食べ物には、ニンジン、ホウレンソウなどの緑黄色野菜、果物、牛乳、卵、魚などがあります。