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【2020年5月】 乳がんを予防する日常生活のポイント
登録日 2020-05-19 16:11:34 閲覧数179
乳がんを予防する日常生活のポイント


世界保健機関(WHO)によると、女性に最も多く発生するがんは乳がんで、罹患率は年々増加しているという。男性の乳がん罹患率も乳がん全体の約0.5~1%を占める。日常生活でできる予防法をチェックしよう。





自分の乳房に関心を持つ



乳がんは発症すると乳房に外形的な変化を伴うため、普段から自分の乳房を綿密にチェックし、変化に気づけば早期に発見できる。

① 入浴のたびによく観察して触ってみるようにし、少なくとも月1回は細かくセルフチェックする。形や質感、柔らかさの程度を確認する。月経周期による変化を覚えておき、月経周期を中心に観察記録をつけておくといい。
② 胸とその周りを全体的に観察する。胸と脇のつながる部分、乳首とその下の部分の違いなどが区別できなければならない。
③ 病院での定期検診は1~2年に1回は受けることをおすすめする






乳がんのセルフチェック法



1. 鏡で乳房の形をチェックする


□ 乳房の大きさと乳首の位置は左右で同じか □ 陥没はないか □ 乳首からの分泌物はないか
姿勢を変えながら上記3点をチェックする。
①肩をまっすぐにして立ち、両手をお尻の上部に軽く当てた姿勢でチェック ②両手を組んで後頭部に当て、頭を前後、左右に少しずつ動かしながらチェック ③両手を組んで上に伸ばした姿勢でチェック

2. 触ってみて乳房の状態をチェックする


□ チェックする側の腕を頭の後ろに回し、反対側の手で胸に触ってみる。
①鏡に向かってまっすぐ立ち、②仰向けになり、③横向きに寝そべり、
3回ほど姿勢を変えながらチェックする。
□ 指3、4本を使って乳首から脇までの感触をチェックする。指はきちんと揃える。指はやさしく、外側に向かって大きく弧を描くように動かしながら全体をチェックし、硬貨ほどの大きさに小さく動かしながら隅々までチェックする。指を上下左右に動かし、力の強弱を調節すれば皮膚の外側と内側の感触までチェックできる。
□ 乳首を軽く絞ってみて、分泌物が出ないかチェックする。


乳がんのハイリスク群は?



家族歴がある場合、50歳以上、女性ホルモンを長期間投与したことがある場合、高齢で初産を経験したか出産経験が全くない場合、肥満の場合、放射線被曝リスクが高い場合などがハイリスク群に分類されている。このほか、個人の健康状態や食習慣が影響を及ぼすこともある。





予防のために気をつけるべき食習慣



飲酒、喫煙、動物性脂肪の過剰摂取などは乳房の健康に悪影響を及ぼす。焦げた食品や炭火で焼いた食品は、発がん性物質の発生率が高くて体に悪い。避妊薬などの女性ホルモンに影響を及ぼす薬も、乳がんの発症に関与することがある。
体重とホルモン調節のための低カロリーメニューが乳がんの予防と克服のポイント。雑穀ご飯や果物、緑黄色野菜、海藻類などを中心に献立を立てよう。豆類、アマニ類、ナッツ類、ニンニクなどもがんの予防に役立つ。