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【2020年1月】 空腹が体に及ぼす影響
登録日2020-02-11 14:02:28 閲覧数90
空腹が体に及ぼす影響


最近、間欠的断食(プチ断食)への関心が高まっている。この食事療法のポイントは「空腹」。間欠的断食を成功させたいなら、空腹の効果についてきちんと理解しておこう。





空腹は本当に体に良い?


空腹とは「胃が空っぽの状態」をいい、空腹感を伴う。お腹が「グー」と鳴るほどの空腹感があってこそ、健康やダイエットに役立つことをご存じだろうか。


「空腹は体のデトックスに効果的」


体内でエネルギーを作り、細菌と戦うなどの代謝作用が行われるとき、「活性酸素」が作られる。この活性酸素は体に炎症を起こして老化を早める主犯。食物を摂取して消化するときも、代謝作用が行われる。絶えず食べるということは、体が絶えず活性酸素を作り出しているということに他ならない。たまには胃を休ませて活性酸素の生成を減らす必要がある。





「空腹が始まると体脂肪の燃焼が始まる」


体は炭水化物から摂取されるブドウ糖を第一のエネルギー源として使用する。このブドウ糖を使い切ると、今度は体脂肪が第二のエネルギー源として使用される。空腹の状態を一定時間以上維持して体内のブドウ糖を使い切れば、体脂肪が燃え始める。


「お腹がすくと体内時計が遅くなる」


体内に蓄積されたブドウ糖を使い切ることでもたらされる重要な変化がもう一つある。体細胞の一部が成長を止めて「オートファジー」(自食作用)が起こり、これを分解してエネルギー源として使用するのである。これを「オートファジー現象」という。このとき、体に不要な細胞から分解が始まる。病気の細胞や寿命の尽きた細胞から分解されるということである。この現象は、体を若く健康に保ってくれる。


間欠的断食で注意すべき4つのポイント





1. 空腹時に水をたくさん飲み、カロリー摂取は控える


カロリーコントロールは基本中の基本。食物の摂取が減る分、水分も不足しがちになるので、水は意識して十分に飲むようにしよう。


2. 食事をとる期間は栄養バランスに気をつけ、食べ過ぎない


タンパク質やビタミンなど良質の栄養をバランスよく十分に摂る。ただし、断食期間に我慢した反動で食べ過ぎるとよくないので気をつける。間欠的断食は「食べられるときは好きなだけ食べていい」わけではないことを肝に銘じよう。暴飲暴食と断食を繰り返すのはタブー。





3. 有酸素運動を並行する


断食によって炭水化物を使い切ると、脂肪やタンパク質をエネルギー源として使うようになり、体の筋肉量が減り始める。適度な筋肉運動や有酸素運動を並行してこそ筋力を維持できる。


4. 専門家に相談する


間欠的断食がどんな人にでも役立つというわけではない。健康状態や病気の有無によって合わない人もいるため、必ず医師に相談しよう。育ち盛りの子どもや青少年、高齢者は栄養不足になるおそれがあるので厳禁。