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【2019年11月】 呼吸器の健康を守る室内空気の管理法
登録日2019-11-19 16:22:50 閲覧数67
呼吸器の健康を守る室内空気の管理法


呼吸器の健康にとって一番大事なのはきれいな空気。しかし、実際には多くの人が空気のきれいな自然環境で過ごすよりは、家の中やオフィスなどの閉ざされた室内でほとんどの時間を過ごすため、室内空気の管理が非常に重要。そこで、室内空気の汚染源とその対策について見ていくことにする。






調理中の換気は必須




非喫煙者の場合、女性の肺がん発生率は男性の約2.5倍という調査結果がある。原因は調理や室内環境で発生する汚染物質。調理方法のうち食品の表面に直接火を当てて焼くと粒子状物質がたくさん発生し、食材の中では魚や肉類を焼くときに粒子状物質がたくさん発生する。
調理するときは必ず換気をしなければならず、コンロに点火する前にレンジフードのスイッチを入れ、キッチンの窓を開けておくといい。調理が終わった後も、調理とガス燃焼時に発生した汚染物質が室内にこもっているため、10分以上換気をする。二酸化炭素を吸収して酸素を排出する植物を室内で育てるのも良い方法。




絶え間なく発生する室内汚染物質




私たちが住んでいる家の壁や天井などの建材からはラドンが、壁紙やペンキ、床、化学処理された家具などからはホルムアルデヒドのような揮発性有機化合物が一日中放出されている。
こうした建材や什器の素材はなるべく環境にやさしいものを選ぶのが良く、毎日忘れずに換気をすることが大事。できれば1~2時間に1回、窓を全開にして汚れた室内空気を外の空気と入れ替えるのが望ましいが、最低でも1日2回、15分から30分くらいの換気はしたほうがいい。多くの専門家が屋外の粒子状物質濃度が高い日でも窓を開けて換気することを推奨しているのは、それだけ室内で様々な汚染物質が発生し、汚染度も高いためである。
人が着ている服や靴に付着し、動くときに飛散する粒子状物質もあるため、大勢の人が集まるときは特に換気を忘れないようにしよう。




呼吸器の健康を守るポイントは室内の湿度調節




室内の湿度も呼吸器の健康に多くの影響を及ぼす。室内が乾燥する季節は鼻や喉の粘膜も乾燥しやすいため各種呼吸器疾患にかかるおそれがあり、雨がたくさん降ったり加湿器の使い過ぎで湿度が高くなればカビによる病気にかかるかもしれない。
適正室内湿度は40~50%の間。乾燥する季節は室内で植物を育てたり、炭や観賞魚の水槽などを置いておくといい。一番手軽なのは加湿器を使用することだろう。ただし、加湿器はきれいに使わないとかえって健康を害することもあるため、管理に気を配る必要がある。毎日水を取り替えて手入れしなければならず、定期的に中まで乾かすことが望ましい。