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【2019年8月】 健康にとって重要な血管の老化を遅らせる生活習慣
登録日2019-08-06 15:30:02 閲覧数325
健康にとって重要な血管の老化を遅らせる生活習慣


心臓から始まって全身に張り巡らされている血管。この血管を通りながら血液は体中を流れ、絶え間ない生命活動を維持している。血管の健康は生命に直結するものである。以下に血管を健康に保つ生活習慣のポイントをまとめた。






「生命のエンジン」血管と血液


個人差はあるが、人間の血管を全部つなげると10万キロメートルから12万キロメートルくらいになり, これは地球を2周半から3周する長さに相当する。この長い通路を通って流れる血液の量は体重の約8パーセント。この血液は1分間の心拍数を70回とすると1日約10万回、血管が張り巡らされている体の隅々まで送り出されている。呼吸によって取り込まれた酸素や食べ物から取り込まれた栄養素は、このような血液に乗って運ばれ、生命維持活動に使用されている。
脳血管と心血管は異常が生じると生命に支障をきたすほど重要な血管。脳血管が詰まったり破れたりすることによって起こる脳卒中、心血管疾患である狭心症や心筋梗塞などは死亡率の高い危険な病気である。




血管を健康に保つ生活習慣5か条


1. 高血圧の予防

心臓収縮期の最高血圧が140mmHg、拡張期の最低血圧が90mmHgを超えると高血圧と診断される。一般的に高血圧患者はほとんどが高血圧の原因をよく知らないため、高血圧リスクが高いと判断される場合、定期的に血圧を測定して健康管理に努めなければならない。比較的高齢の人や高血圧の家族歴がある人、肥満の人や喫煙者などがこれに該当するといえる。





2. コレステロールや脂肪を避ける食習慣

コレステロールや脂肪をたくさん摂ると、これらが血液に溶け込み、血液が濁ってドロドロになる。このような状態が続くと、血中コレステロールが血管に溜まって血管疾患を引き起こす。コレステロールには善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)があり、LDLが高いと上記のような現象が起こる。炭水化物や脂肪の摂取によって体内で生成される中性脂肪がLDLの生成を誘発し、HDLを分解して血管の健康を害する。
コレステロールは腸で吸収されるのではなく肝臓で合成されるため、単にコレステロールがたくさん含まれる食品を避けるのではなく、コレステロールと飽和脂肪がたくさん含まれる食品、トランス脂肪がたくさん含まれる食品を避けることが重要。動物のモツや揚げたファーストフードなどがこれに該当する。





3. 適正体重の維持

体重が増えると、血管壁の細胞機能に異常が生じたり、血糖を調節するインスリン機能に異常が生じ、血管の老化を促すことがある。
適正体重は一般的に体重(kg)を身長(m)の二乗で割って算出するBMI(Body Mass Index)によって判断できる。国によって判定基準は異なるが、BMIが19~25の範囲にあれば適正とみなされる。





4. 運動の生活化は健康の基本

運動は病気を防いで健康を維持するための最も基本的な方法。特に、一定強度以上の運動は心拍を上げて血管を拡張させ、心臓機能を強化して血管の健康を維持する直接的な効果がある。運動は毎日一定時間、続けることが重要。1日30分以上、週4~5回運動することをおすすめする。





5. 禁煙と節酒は必須

一酸化炭素が体に入ると、血液による酸素供給を妨げるようになる。脳や心臓などの主要器官に酸素が供給されるのを妨げ、異常症状と心筋梗塞、不整脈、心停止など深刻な合併症を引き起こすわけだが、一酸化炭素に最もさらされやすい経路がまさにタバコの煙である。 自分自身と他人の健康のために、禁煙は絶対に必要。
飲み過ぎも心血管疾患に悪影響を及ぼすため、一度に1~2杯を超えないようにしよう。